タオルドライとドライヤーの使い方

ヘアケア全般

タオルドライとドライヤーのポイント


小宅
小宅

こんにちは

美容師歴20年以上

一席のみの美容室開店準備中

小宅美母です

今回は、髪の毛を洗った後のタオルドライとドライヤーの使い方やポイントをお伝えしようと思います。

何気なく出来てしまうタオルドライやドライヤーですが正しい使い方やポイントを知る事で時短にもなりますし、何より頭皮や髪の毛が健やかに維持できますので、ぜひ取り入れてみてください。


お客様
お客様

シャンプーの後はタオルで巻いておいて

顔や体のケアをしてしばらく経ってから

ドライヤーをしているかな〜

お客様
お客様

私は髪の毛が長くないし、タオルで拭いてから

そのまま自然乾燥にして大体乾いたら

一応オイルをつけて完了!

小宅
小宅

!!なんと!!


「最近髪の毛のコンディションがあまり良くない」と相談を受けた場合には何か変えた事やしなくなった事などを伺って原因を探そうとするのですが、結構な確率でこのような会話が出てきます。

たま〜に、疲れていて忙しすぎての場合は仕方がないと思いますが、毎日このパターンですと髪の毛はもちろんですが頭皮にも良くない症状が出てきやすくなります。


シャンプー後の髪の毛はキューティクルが開いていてとても無防備です。髪の毛の中を守っている扉のような役目をしているキューティクルが無防備ですと、出ていって欲しくない髪の毛の中の大切な保湿成分や油分、カラーパーマなどの薬剤成分が出ていってしまいます(バサバサやゴワゴワ、色落ちの速さ、パーマの取れる速さに繋がる

キューティクルは乾いた時にはしっかりと扉を閉じていてくれますが、この閉じる時にドライヤーの温かい風とその後に冷える温度差があることでキューティクルが反応して何枚もの層になっている扉が綺麗揃って閉じてくれるのです(ツヤツヤやさらさら、色持ち、パーマの持ちに繋がる


  • まずはタオルで頭皮や根本の水気をしっかりと取る(毛先や中間は擦らず握る感じ)
  • 水気がしっかり取れたらそのままの状態でドライヤー前のトリートメントをつける
  • 髪の毛全体にトリートメントをつけたら荒い目のクシやブラシで毛先からとかして全体が通るように整える
  • 時間を置かずすぐにドライヤーで乾かす
  • 前髪か顔まわりから先に乾かしてあげると生えグセ出にくく仕上がります
  • 襟足や耳後ろなどは髪の毛が密集していて乾かしにくく乾きにくい場所なので先に乾かす
  • 8割乾くまでは丁寧でなくても大丈夫なので根本や根本付近を指で触りながらしっかりと乾かしましょう(手をブラシのように使いましょう
  • 8割乾いたら仕上げの段階ですので、キューティクルを整えることを意識します
  • 全体的にドライヤーの風を上から下へ当てるようにします。
  • 根本から毛先まで全体が乾いたらドライヤーを冷風に変えて1分ほどさらに全体に上から下へ当てましょう(この時の温度差でキューティクルは整います)
  • 乾かしが甘い場所はまだ冷たいのでその部分はしっかり温風で乾かしましょう
  • もう一度荒い目のクシやブラシで一通りコーミングすると完璧です
小宅
小宅

ロングの方は肩にタオルをかけたままドライヤーをすると

タオルが毛先に溜まってきた水分を吸ってくれるので

早く乾きますよ


慣れるまでは面倒だなと思うかもしれませんが、一度流れを覚えてしまえば何気なくできるようになるなりますし、これを続けて出来れば、頭皮も髪の毛のコンディションも安定すると思います。

シャンプーやトリートメントを高価なものに変えてみる前にまずは試してほしい基本的なヘアケアです。

次回は美容師が愛用しているシャンプーって?です。

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